GLP-1ダイエットの副作用に注意!投与前に医師が必ず確認することを解説

無理な食事制限をしなくても、GLP-1受容体作動薬を接種すると食欲を抑制する効果などがあるため、自然に食欲が抑えられると注目が集まっています。
GLP-1はダイエットが長続きしない方やリバウンドを繰り返し行う方の救世主的存在ではあるのですが、注意すべき点は副作用です。
GLP-1ダイエットでも副作用が起こるケースがあります。
この記事ではGLP-1ダイエット注射での起こりうる副作用や注意点について詳しくご紹介いたします。

この記事のポイント
  • GLP-1の副作用
  • 副作用への対処法と注意点

GLP-1ダイエットの副作用

GLP-1の副作用とは

GLP-1を注射で接種した場合の副作用として多く表れる症状は吐き気、胃もたれです。
GLP-1は胃や腸に働きかける作用があるため、消化器官系の副作用が表れることが多くなります。

GLP-1ダイエットの副作用
  • 吐き気
  • 胃もたれ
  • 頭痛

副作用の吐き気・胃もたれについて

GLP-1の副作用について

メディカルダイエットの中でもGLP-1はリスクが少ない安全な薬ですが、使い始めに吐き気や便秘、下痢などの症状が表れることがあります。
ほとんどの場合は時間が経過すると状態が改善されていきます。
症状がなかなか改善されない場合は医師にご相談ください。
また、軽度の症状でも気になる方は早めに相談することをお勧めします。

吐き気・胃もたれが表れる理由は?

吐き気が表れる理由は?

吐き気や胃もたれが表れる理由は、GLP-1の作用である胃の消化を遅らせることに原因があると考えられます。
胃の動きを鈍くし消化を遅らせるので、通常の場合より胃の中に食べ物が長くとどまり不快感を感じることになります。

吐き気を感じた時の対処

GLP-1を接種した際に吐き気や胃の不快感の感じ方については個人差があり、そのほとんどが気付かないレベルのものです。
胃に食べ物が長く残る作用があるので慣れるまでは吐き気や不快感が続きます。
多くの場合は時間の経過とともになくなりますが、吐き気や不快感が長く続く場合は医師に相談しましょう。

GLP-1ダイエットに向いてない人

GLP-1ダイエットに不向きな方

GLP-1ダイエットはストレスが少なく、その他のメディカルダイエットの中でも依存性がなく副作用も比較的少ないことが特徴です。
ダイエット効果はアメリカなどでも実証済みですが、GLP-1注射の効果が思うように表れない方もいらっしゃいます。

GLP-1ダイエットに向いてない人
  • 自分で注射することに抵抗がある
  • 痩せ型体質の人
  • 自己判断で投与を辞めてしまう

自分で注射することに抵抗がある

自身で接種することに抵抗がある方

根本的に注射の針が苦手な方は、GLP-1注射を接種することに抵抗を持つ方が多く、注射の痛みを心配される方もいらっしゃいます。
GLP-1注射の針は髪の毛程度の極薄針なので、痛みはほとんど感じない程度ですが、はりを見ることすら嫌いな人にはおすすめできないかもしれません。
また、食事を抜いたり運動を始める時に比べクリニックでGLP-1注射を購入する必要があり手間がかかります。
購入が面倒だと言う場合は、医師とのオンライン診断で処方できますので、忙しい方にはこの方法がおすすめです。

痩せ型体質の人

BMIが20以下の痩せ型タイプの方はもともと痩せ型体質ですので、抗肥満薬のGLP-1注射を接種しても効果は少なくなります。
効果が見込めるかどうかについては、医師に判断を仰いでください。
GLP-1注射はお尻や二の腕などの部位だけ痩せたいと考えている方も向いていません。

自己判断で投与を辞めてしまう

GLP-1注射だけに限らず薬の使用を自己判断でやめてしまったり、今よりさらに効果を得たいと考え指示された量より多く接種してしまう方は注意が必要です。
医師から指示された投与量は個人に最適な量であり、指示量より多く接種したからと言って効果が大きくなることはありません。
また、決められた時間の間隔を守らずに間隔を狭めて摂取すると、副作用が表れる可能性がありますので使用する場合は用法と容量を守って摂取してください。

GLP-1ダイエットは医師の診断が必要な理由

GLP-1をはじめる前に医師に相談すべき理由

GLP-1ダイエット注射はインターネットやドラッグストアでよく市販されているサプリメントとは違い薬剤です。
使用に関しての注意点や接種ができない方もいらっしゃいます。

痩せ型の人や薬剤により肥満になった方

BMI18.5未満や体脂肪率15%未満の方は、GLP-1注射の摂取を行っても効果が表れにくいと言えます。
効果が表れにくい理由は、痩せ型の方はもともと食べる量が少なく、脂肪の量が少ないからです。
そして、GLP-1注射以外に服用している薬剤によっては副作用で体重が増加するものがあり、その場合はGLP-1注射の作用が表れにくい可能性があります。

ご年配の方や持病のある方

ご年配の方や持病のある方

GLP-1注射の接種は、18歳未満のお子さんや75歳以上のご年配の方は接種ができるかどうか必ず医師に相談する必要があります。

また、糖尿病や肝臓・胆のう・膵臓に持病を持っている方、大きな腹部手術を行った方、腸閉塞を患っている方についても同様です。

他にも注意が必要な点がいくつかありますので、GLP-1注射を行う際は医師の下接種をおこなうことをおすすめします。

副作用への対処法と注意点

副作用への対処法と注意点

副作用が少なく安全性が高いとされているGLP-1注射ですが、全く副作用がない訳ではありません。

もしGLP-1注射を接種した後に副作用が表れた場合どう対処すればよいかご紹介します。

吐き気や嘔吐など胃腸に関する症状が表れた

GLP-1注射は胃から腸への排出を遅らせるため満腹感を得やすく、暴飲暴食を抑え食欲を抑制する効果があります。

接種開始直後は胃に食べ物が長くとどまることに慣れておらず、胃の不快感や嘔吐を感じやすくなります。

接種開始後から数週間のうちに感じる吐き気や胃の不快感については、時間の経過と共に減少・回復する場合が多いです。

しかし、我慢ができないほどの吐き気など、通常の生活に支障が出るほどの深刻な状態が表れた場合は担当医師に必ず相談してください。

GLP-1注射で表れる副作用の対策方法

先述したようにGLP-1注射には接種対象となる条件があるため、副作用や深刻な状態を避けるためにも医師の診断と処方を受けてから始めてください。

GLP-1の治療中は食欲が減少しビタミン不足に陥る場合が考えられますので、GLP-1注射の副作用以外にも倦怠感や眩暈を起こす場合もあります。

医師の相談なしに個人の判断で使用したり、怪しい販売先で購入すると粗悪品を販売している可能性もあります。

万が一を予防する面からもクリニックで処方してもらうようにしましょう。

個人輸入で使用する危険性

個人輸入で使用する危険性

GLP-1注射の購入にかかる費用を少しでも安くしたいからクリニックではなく、通信販売で購入したい思う方もいらっしゃいます。
サプリメントとは違いGLP-1注射は薬品ですので、購入するためには医師が作成した処方箋が必要になります。

日本では通信販売では入手不可

GLP-1注射は医療用医薬品の中でも医師が作成した処方箋なしで販売することは不可能となる薬剤です。

ですから日本国内では、医師の処方なしに通信販売で購入することができません。

クリニック以外で購入する場合は、個人輸入で販売している可能性や転売などで個人的に取引をしている可能性が考えられます。

正規ルートではない販売元から購入した場合、粗悪品や偽物である可能性があるため、購入をおすすめできません。

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